Jがいたころは

できるだけ手作りのものを

野菜たくさんとってほしいと

ごはんを作るのが楽しみだった。

そりゃ仕事してて

疲れてる時もある。。。

そんなときは

察知してくれて

「よし！今日はうまいもん食べ行こかー！」

ってさりげなく誘ってくれた。

だからこそ

料理作ってあげたい！っておもえたし

なにより、

料理つくると

どんなものでも、

一品一品に

毎回、

「うまい！！」

「これほんまうまいなあ！」

これは毎回毎回言ってくれて

その「うまい！」

って言葉、おいしそうな

表情みてるだけで

幸せだった。。。

最後のごはんは

手作りコロッケとカレーライス。

「こんな美味しいコロッケはじめてやー！」

「これまだある？？

今度D（後輩くん）がくるから

食べさせるわ！」

なんて言ってくれて。。。

それが最後に作ったごはんになるとは。。。

向こうではもう食べることをしなくても

いい世界らしいけど。。。

でもJやお義母様、父の月命日には

生前好きだった食べ物を

お供え。。。

もういまは自分のために

つくるなんていうのができない。

一緒に食べてくれる人がいると

作れるけど、

Jのようなリアクションで

おいしそうに食べてくれる人がもういない。。。

さみしいなぁ。。。

逢いたい。。。

Jが亡くなったあと、

とにかく同じ立場の方の

死別ブログ、

死別に関わる本、

映画を片っ端からみた。

そしてそれだけでは

おさまらず、

少しでも知りたい。

壊れてしまった心をどうにか

しなきゃ！と

ミディアムシップや

グリーフケアをしてもらい、

それでもまだまだと、

今度はミディアムシップ、

グリーフケアの勉強をしている。

それで、

出逢えた同志さんたちとの出会い。

その中でも

主人の年齢、性格、職業、

そして置かれてる環境、

相手の肉親のことなど

とにかく激似！

の素敵な女性との出会いが

今のわたしにはとても心強い。。。

いろんなことがあり

心折れそうになってるときも

これはこの時期、

これはこうしたらいい、

大丈夫！！

と励ましてくださる存在。。。

本当にありがたい。

その方もいろんな学びをされてらっしゃる。

同じ死別の中で

学んでる分野が最終的には同じなんだけど

寄り添い方が違うのだ。

これもまた刺激になるのです。

やっぱり

こんな辛いおもいをした人の気持ちに

寄り添いたい。

ここの部分がすごく似ている。。

悲しみを癒すことがグリーフケアですが

ただそれだけではなく、

さらに遺された人がこれからまだまだ

生きるであろう肉体ある人生を

よりパワーアップできるような

体制を作りたい。

アプローチ方法は違うけど

同じ志を持ってるからこそ

話は尽きない。

とにかくJが喜ぶことを、

喜んでもらえることをしたい。。。

大阪地震の前の日、

ふと思い出したように

みなきゃ！と

湧き上がり、同志さんから

教えていただいたアマゾンプライムで

映画をレンタルした。。

それは「鎌倉物語」

まだ上映中のころ、

死別に関係するときいて

行こうとおもったものの、まだ1人では

映画を観に行ったことがなかったわたしは

なかなか踏み切れず

そうこうしてるうちにおわってしまった。

でも地震の前の日にかりて

観てみた。。

向こうに行ったときの

世界観はとてもすてきだった。

でも。。。

最後の結末は。。。

※もしこれから見ようと思う方は

これから先は

みないでください。

生き返ってまた二人で幸せな

生活を送っていく。。

めでたしめでたし。

ちゃんちゃん。

死別した人は

辛すぎる。。。

もう二度とこの世では

一緒に暮らせない私達は

たまらない結末でした。。